令和7年度スローガン
『大志抱擁』　～大きな志を抱き、地域の未来をともに切り拓く～

江津商工会議所青年部　会長　 森口　善宣〈 ㈲島根環境保全センター 〉

　この度、江津商工会議所青年部（江津YEG）23名の仲間から会長職をお預かりすることとなりました、森口善宣です。これまで江津YEGを支えてくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。これからも変わらぬご指導、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
　昨年度、江津YEGは創立45周年という節目を迎えました。5年後には、いよいよ50周年。大きな節目に向けて、今まさに私たちは未来を見据えた助走の期間に立っています。これまで歩みを重ねてこられた先輩方の想い、地域や関係団体の皆様の支え、そしてそれぞれの会員を取り巻く企業の理解と協力に、改めて深い感謝の気持ちが込み上げてきます。
　そんな節目の年に、会長という大役を仰せつかり、私は改めて自分に問いかけました。「YEGとは何がために、誰がためにあるのか」と。綱領にある「次代への先導者としての責任」。その言葉の意味を考えれば考えるほど、今という時代を生きる私たちが、その未来への道を切り拓いていかなければならないのだと、静かに、けれど確かな重みを感じました。そのとき、ふと頭に浮かんだのが、谷村新司さんの楽曲『階』の一節でした。
「あなたには夢を信じていてほしい、僕は今橋になる、夢を渡らせる為の橋になる」
　この言葉に、自分の役割が重なりました。夢を信じる人のために、自分が橋になる。その夢が次の世代へと渡っていくように、支える存在でありたい。そんな想いが、この一年の指針となりました。
　今年度のスローガンは『大志抱擁』。仲間の夢を、地域の夢を、そして次代を担う人たちの夢を、ともに育み、しっかりと抱きしめていく。そんな一年にしていきたいと思っています。まだまだ至らぬところばかりの私ですが、皆様のお力添えをいただきながら、一歩ずつ丁寧に進んでまいります。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。