【新・ぐるっと人麻呂ごうつ物語】島根県江津市　有福温泉・柿本人麻呂めぐり・新作スウィーツ・石見焼陶器　新江津観光に挑戦！

江津市の観光の軸となる「有福温泉」、そして「石見焼」をコラボレーションさせて、新たな観光の目玉として仕掛けたい。
そんな思いで、有福温泉旅館で石見焼陶器を用いたおもてなしに取り組みました。

実際に、石見焼陶器は、有福温泉の各旅館で食器・茶器・花器など普段使われています。今回は、この江津市の2大名物をお互いがお互いをPRする相乗効果をもたせて取組んできました。
どうすればお客様にくつろぎを演出できるか。また話題性があるか・・・。


有福温泉の皆さん、石見陶器工業協同組合の皆さんともサービスや作陶技術に関する協議を重ね、昼夜を選ばないおもてなしとして、「土鍋」と併せて湯のみ大の小鉢4点を木枠の中で演出する「ちょこちょこ鉢」の原案が誕生したのです。

その後、東京から専門家神戸氏に再三お越し頂き、「土鍋」「ちょこちょこ鉢と木枠」のデザインを依頼し、12月下旬に石見陶器工業協同組合加盟の窯元6件のご協力を得て、遂に本事業の集大成となる「石見焼土鍋」「ちょこちょこ御膳」の完成と相成りました。

器の完成とともに、さっそく有福温泉での具体的なおもてなし案の着手にかかりました。
新しい器には新しい料理が必要だという事で、新作の石見焼に合い、 また、有福温泉のおもてなしの食事として出せる料理の開発を行いました。

2009年1月19日、県産品を劇的においしく調理すると話題の有名シェフ、株式会社フーデックの照沼氏のご協力を頂き、株式会社フーデック所属のこれまた有名料理人である、星氏、浅利氏の3名で、有福温泉ぬしやの厨房をお借りして、試作試食会を開催しました。（山陰中央新報に記事掲載）

有福温泉の宿泊業者、料理長の皆さんは興味深そうに学んでいました。

今回試作した石見焼の器に「ふくふくしゅうまい」や「いのししのパイ包み焼き」など10種類の料理が彩り良く盛り付けられると、より器の魅力が引き出されます。
石見焼窯元の技術と最高の調理技術、そして有福温泉の落ち着いた風情が導く最高のおもてなしになったと自負しています。